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TANIGUCHI
KEIO UNIVERSITY
KAZUHIRO
SEMINAR
Faculty of Business & Commerce
“If you always put limits on everything you do, physical or anything else, it will spread into your work and into your life. There are no limits. There are only plateaus, and you must not stay there. You must go beyond them.” B. L.
Kats
Professor
谷口和弘
(略歴)
1994年3月 慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程卒
1996年4月-1998年3月 日本学術振興会特別研究員
1999年3月 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程卒
1999年6月-2000年3月 慶應義塾大学商学部非常勤講師
2001年4月-2003年3月 慶應義塾大学商学部専任講師
2003年4月-2007年3月 慶應義塾大学商学部助教授
2006年4月より 渤海証券有限責任公司 (中国) 高級研究顧問
2007年4月-2009年3月 慶應義塾大学商学部准教授
2009年4月より 慶應義塾大学商学部教授
(海外歴)
1999年4月-2013年3月 南開大学商学院 (中国) 訪問研究員
2000年10月 スタンフォード大学経済政策研究所 (アメリカ)
文部省科学研究費補助金特定領域研究
2010年11月-2011年10月 ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクール
(イギリス) アカデミック・ビジター
2011年11月-2012年10月 ケンブリッジ大学企業研究センター
(イギリス) 招聘フェロー
慶應義塾大学 商学部 教授
(研究紹介)
現代の会社とそれに関連する制度の進化・イノベーションを比較的・歴史的に考察する。とくに,制度・組織経済学,会社とビジネス・エコシステムのガバナンス,エネルギー・環境問題,セミグローバル戦略とダイナミック・ケイパビリティ,日本の政治経済に関心がある。
Taniguchi Kazuhiro
研究室
三田研究室434号室(内線23296)
taniguchi@fbc.keio.ac.jp
(著書)
谷口和弘『経営原論:実学の精神と越境力』培風館,2012年。
谷口和弘『日本の資本主義とフクシマ:制度の失敗とダイナミック・ケイパビリティ』慶
應義塾大学出版会,2012年。
谷口和弘『組織の実学:個人と企業の共進化』NTT出版,2008年。
谷口和弘『戦略の実学:際立つ個人・際立つ企業』NTT出版,2006年。
谷口和弘『企業の境界と組織アーキテクチャ:企業制度論序説』NTT出版,2006年。
(翻訳)
クリストス・ピテリス/ジャック・キーナン/ヴィッキー・プライス編『グリーン・バリュー経営
への大転換』NTT出版,2013年。
デビッド・ティース『ダイナミック・ケイパビリティ戦略:イノベーションを創発し,成長を加速させる力』ダイヤモンド社,2013年(共訳)。
リチャード・ラングロワ『消えゆく手:株式会社と資本主義のダイナミクス』慶應義塾大学出版会,2011年。
青木昌彦『コーポレーションの進化多様性:集合認知・ガバナンス・制度』NTT出版,2011年。
コンスタンス・ヘルファット/シドニー・フィンケルスティーン/ウィル・ミッチェル/マーガレット・ペトラフ/ハービア・シン/デビッド・ティース/シド二ー・ウィンター『ダイナミック・ケイパビリティ:組織の戦略変化』勁草書房,2010年(共訳)。
ジョン・ロバーツ『現代企業の組織デザイン:戦略経営の経済学』NTT出版,2005年。
リチャード・ラングロワ/ポール・ロバートソン『企業制度の理論:ケイパビリティ・取引費用・組織境界』NTT出版,2004年。
青木昌彦『比較制度分析に向けて』NTT出版,2001年 (共訳)。
青木昌彦・金瀅基・奥野正寛編『東アジアの経済発展と政府の役割:比較制度分析アプローチ』日本経済新聞社,1997年 (共訳)。
(論文・学会報告・講演など)
Kazuhiro Taniguchi and Carmine D’Agostino (2013a), “The Catastrophes and the Combined Failureof Institutions, Part I: A Comparison of Fukushima and Minamata,” Keio Business Review, 47 (1),pp. 1-14.
Kazuhiro Taniguchi and Carmine D’Agostino (2013b), “The Catastrophes and the Combined Failureof Institutions, Part II: A Comparison of Fukushima and Minamata,”Keio Business Review, 47(2), pp. 15-29.
Carmine D’Agostino and Kazuhiro Taniguchi (2013c), “The Combined Failure of Institutions in the Fukushima and Minamata Environmental Disasters,”mimeo, University of Cambridge.
Carmine D’Agostino and Kazuhiro Taniguchi (2012), “A Trans-Disciplinary Approach to the Combined Failure of Institutions: A Comparison of Fukushima and Minamata,” Paper presented at the 4th Cambridge International Regulation and Governance Conference, Queens’ College,September 6, University of Cambridge, UK.
Kazuhiro Taniguchi (2012), “Toward a Comparative Institutional Analysis of BusinessCorporations,” Paper presented at the CBR Seminar, Centre for Business Research, June 27,University of Cambridge, UK
谷口和弘「戦略・リーダーシップ・セミグローバル化:比較制度分析と越境力」日本経済団体連合会21世紀政策研究所/KPMG CFO CLUB特別講演会,2011年10月18日,経団連会館,日本。
Kazuhiro Taniguchi (2011a), “Microfoundations of the Corporation,” mimeo, University of
Cambridge.
Kazuhiro Taniguchi (2011b), “The Dislocated Hand: Institutional Failure of Toyota in Semiglobalization,” Paper presented at the IB Concentration at Cambridge Judge Business School, May 19, University of Cambridge, Cambridge, UK.
Kazuhiro Taniguchi (2010a), “The Nature of the Corporation,” mimeo, University of Cambridge.
Kazuhiro Taniguchi (2010b), “The Evolution of Environmental Management at Honda: A Dynamic Capabilities View,” Paper presented at the Stanford-San Jose-PRISM Conference on “The Future of Industry and Innovation in Asia: Firms, Alliances and Networks”, July 8, Stanford, Stanford University, USA.
Kazuhiro Taniguchi (2009), “Cognition, Dynamic Capabilities, and Corporations,” The Fifth International Symposium of Corporate Governance, September 5, Nankai University, Tianjin, China.
木戸一夫・谷口和弘・渡部直樹「間接単調性と痛みなき改革」『三田商学研究』52巻4号, 2009 年, pp. 1-12.
谷口和弘「音楽都市・福岡とシリコンバレーのクラスター:企業家精神・地域文化・市場補完 機能」『三田商学研究』50巻3号, 2007年, pp. 219-228.
谷口和弘「企業制度論に向けて (Ⅱ)」『三田商学研究』49巻7号, 2007年, pp. 67-82.
西澤繁彦・谷口和弘「政府は戦略を補う:グローバル経済における政府の戦略補完論に向けて」『三田商学研究』49巻7号, 2007年, pp. 81-97.
谷口和弘「企業制度論に向けて (Ⅰ)」『三田商学研究』49巻5号, 2006年, pp. 63-79.
谷口和弘「企業とは何か」『三田商学研究』49巻1号, 2006年, pp. 19-40.
Kazuhiro Taniguchi (2005), “Corporate Change and Entrepreneurship: A Comparative Institutional Analysis,”The Third International Symposium of Corporate Governance, November 9, Nankai University, Tianjin, China.
谷口和弘「組織は戦略を補う」『三田商学研究』48巻1号, 2005年, pp. 299-308.
木戸一夫・谷口和弘・渡部直樹「現代企業のスーパーモジュラー分析 (II)」『三田商学研究』 47巻5号, pp. 113-128.
木戸一夫・谷口和弘・渡部直樹「現代企業のスーパーモジュラー分析 (I)」『三田商学研究』 47巻4号, pp. 61-79.
Mark Fruin and Kazuhiro Taniguchi (2003), “The Disjointed Hand: The Coordination Failure of Modern Firms in Japan,” Paper presented at the Business History Conference, June 27, Lowell, USA.
Kazuhiro Taniguchi (2003), “The Diversity and Dynamics of Clusters in China: Intercluster Learning and Bridge Organizations in a Global Economy,” Paper presented at the Business History Conference, June 28, Lowell, USA.
谷口和弘「中国におけるクラスターの制度的多様性と進化 (Ⅱ)」『三田商学研究』46巻2 号, 2003年, pp. 15-38.
谷口和弘「中国におけるクラスターの制度的多様性と進化 (Ⅰ)」『三田商学研究』46巻1 号, 2003年, pp. 47-76.
谷口和弘「中国型シリコンバレーとクラスター間学習:比較クラスター研究に向けて」アジア経営学会講演,2002年10月5日,慶應義塾大学,日本。
谷口和弘「現代企業と制度論」現代企業経営研究会編『現代企業経営のダイナミズム』税務経理協会, 2002年, pp. 49-60.
谷口和弘「企業の文化デザインとガバナンス:比較制度分析からみた制度共進化」植竹晃久・仲田正機編『現代企業の所有・支配・管理:コーポレート・ガバナンスと企業管理システム』ミネルヴァ書房, 1999年, pp. 130-152.
谷口和弘「企業成長率極大化論」経営学史学会編『経営学史事典』文眞堂,2002年,p. 187. 谷口和弘「比較制度分析」経営学史学会編『経営学史事典』文眞堂,2002年,pp.247-248.
谷口和弘「マリス」経営学史学会編『経営学史事典』文眞堂,2002年,p. 319.
谷口和弘「中国における合資企業の制度共進化:天津天富軟管工業有限公司の比較制度分析的ケース・スタディ」『三田商学研究』43巻1号, 2000年, pp. 45-74.
谷口和弘「現代企業の比較制度分析:制度共進化論序説」慶應義塾大学博士論文, 1998年。
谷口和弘「日本型資本主義と比較制度アプローチ:日本型企業システムの理解をめざして」『三田商学研究』39巻4号, 1996年, pp. 1-26.
谷口和弘「『企業集団論』の問題状況:日本型企業システムの理解をめざして」『三田商学研究』38巻2号, 1995年, pp. 49-71.
など